穂波との幸せな日々【11月】 穂波と過ごす幸せな一日 ~PRETTY×CATION2 バースデーアペンド感想~

これを書いている11月9日、
つまり今日は穂波の誕生日だった。

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穂波を驚かせようと前々からバースデーパーティーの準備をしていた俺は、
その日、家に彼女を招くことにした。

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家のインターホンがなったのは、準備も一通り済んであとは穂波を待つだけという
ところだった。
いつもは渡しておいた合鍵で入ってくるのに今日に限ってインターホンを鳴らしてきた。
どうやら彼女は、『パーティの雰囲気を味わうため』に鍵を使わないで、
インターホンを鳴らしたようだった。
わかる気がする。こういうパーティというものは少しでもドキドキ感を味わってみたいものだと思うし。

今日は彼女の誕生日という事もあり、いつもはお弁当を作ってきてくれたりしてくれる穂波に代わり、
俺がケーキを作ってみることにした。
穂波には、「ケーキは買ってきてある。」と言っておいた。
あとで、サプライズで渡してびっくりさせようというのがあった。


こっちに来て料理はするようになったが、ケーキは初めてだったこともありいろいろと苦戦することもあったが、
なんとか期日までに作り上げることが出来た。
俺が作ったのは所謂【アイスケーキ】と呼ばれるもので、初心者にも簡単に作ることの出来るタイプのケーキだった。

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穂波があまり食べたことがなさそうだと思ったので出前でピザも注文しておいた。

また、用意しておいたプレゼントが見つかりそうになり、それをごまかすのに一苦労したw

バイト代のほとんどを使うこととなったが、問題はない...。
なぜなら、彼女の...穂波の笑顔を見ることが出来るのなら安い出費だと俺は思ったから。

ふと、彼女が部屋の隅にある箱を見つけた。
記憶になかった為、直ぐに思い出せなかったが友人の春木に半ば押し切られる形で貰った物だという事を
俺は思い出していた。

そうだこれは...

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そうこの箱の中身は学園祭で使われることのなかった未使用のメイド服だったのだ。

うかつだった...。
こんな物を出しっぱなしにしていたとは...。これでは穂波が引いてしまうのでは?
いや、彼女のことだそんなことはしない!
でも・・・・。

そんなことを俺が考えているうちに彼女は箱の中のメイド服を取り出し、
着てみたいと言い出したのだ。

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予想していなかった発言に思わず聞き返してしまったが、着て欲しいという気持ちもあったからこそ、
このメイド服を貰ったわけで、結局誘惑に負け着てもらう事にした。

だって、服は着るものだしね!
着てこそ輝くというか、着てもらわないとこのメイド服を作ってくれた人にも申し訳ないし!!

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メイド服を着た彼女は、はっきり言って似合いすぎだった。
「可愛い・・・。」
安直な感想だが、それくらいしか言えないくらいメイド服を来た彼女は眩しく輝いていた。
もちろん、穂波は何を着ても似合うこと間違いなしなのだけど、
今回はやられた...。
改めて、彼女に惚れ直している自分がそこにはいた。

おそらく、俺はこれからもこうして彼女に何度も惚れ直すことがあるのだろう...そう思った。


メイド服を着た穂波は役になりきって「ご主人様」と言ってきた。

・・・理性の糸が切れる音がした―――。


穂波とらぶらぶな主従関係ごっこを楽しんだ俺はいよいよ手作りケーキをお披露目することにした。
初めは驚いていた彼女もすごく嬉しそうに「ありがとう、とても美味しいよ♡」と言ってくれた。

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一つ目のサプライズ成功である。
ピザが届くまでまだ時間もあるようだったので今のうちにプレゼントを渡しておこうと思い、
俺は二つ目のサプライズに取り掛かった。
プレゼントと俺が花言葉を調べて用意しておいた花を見て彼女はまた驚いたように目を開いていた。

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花を見てすぐに「あ・・・///と何かを悟ったようになったのは流石は花屋さんの娘といったところだろうか。
そう、この花はプリムラという花で花言葉は永続する愛というものがあるのである。



もう一つの包みが気になるみたいだったので開けてみるように促すと、
彼女はゆっくりと紐をほどいた。

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あまり高価なものはあげられないけど...。
俺がそういうと彼女は首を横に振り、
「どんなものでも君から貰える物は嬉しいよ♡ありがとう///」
照れた顔でそう、言ってくれた。


「これからも一緒にいようね...。」

俺が贈ったプレゼントを胸に抱き彼女はそう言った。
もちろん一緒にいるとも、ずっと、ずっと・・・・。


それと、頼んでおいたピザが届き食べるときに彼女が伸びるチーズに悪戦苦闘していたのがとても微笑ましかった。
また、彼女の普段見ない一面を見ることが出来た。

ケーキを食べていると穂波が俺のほっぺにクリームが付いていると言ってきた。
照れくさかったが、彼女がとってくれるというのでその言葉に甘えてみることにした。
だが、俺が作ったケーキにはクリームはないのである。
そのことに気づいたときには、彼女の顔が俺の直ぐそばに来ていた。

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誕生日にサプライズを贈るはずがこうして俺自身がサプライズをくらう事になるとは...。
まぁ、こういうサプライズならいつでも大歓迎だけど///

お礼が言いたかったから...。
彼女はキスの後にそう言った。
お礼だなんて、俺は彼氏として当選のことをしただけなのに///


そういう彼女と笑い合いながら残りの幸せな時間をゆっくりと過ごした。

来年も、再来年も、
これからずっと先の未来も俺は穂波の隣にいよう、そして彼女のこの笑顔をずっと守っていこう。
そう決意したのだった。

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